ボトックス注射の効果

ボトックス注射 効果 多汗症

多汗症治療に用いられるボトックス注射は、神経伝達物質の発生を抑える注入剤を注射器で患部に注入します。ボトックス注射に使用される注入剤は、ボツリヌス菌という食中毒を起こす菌から作られます。

 

神経伝達物質のアセチルコリンの生成を減らす働きがあり、『汗をかけ』という命令が神経を伝わって汗腺に届くのを遮断します。結果、汗の分泌量を減らす効果があります。

 

食中毒の原因となる菌から作られたものを注入するとなると、体への負担が心配になりますね。しかし安全性を考慮し作られているため、注入しても食中毒を引き起こすという心配はありません。

 

多汗症治療の比較

 

局所多汗症

全身多汗症

飲み薬・プロバンサイン

塗り薬・塩化アルミニウム

×

イオントフォレーシス治療

×

レーザー治療

ミラドライ治療

◯(脇のみ)

×

ETS手術

×

ボトックス注射

×

精神・抗不安治療

×

 

 

ボトックスは局所多汗症向き

ボトックス注射 多汗症 手脇

ボトックス注射は狭い範囲に効果が出やすいという事もあり、局所多汗症の治療に有効です。局所多汗症とは

 

・顔面多汗症(顔)

 

・手掌多汗症(手のひら)

 

・腋窩多汗症(脇の下)

 

 

など、ある一部分に汗が多く出やすい症状の事を言います。汗が出る指令を止めるため、治療後は大幅に汗の分泌を抑える効果が期待出来ます。夏場など特に汗が出やすい時期に施術を行うと、汗ジミや体臭に悩む事も少なくなるでしょう。

 

切開して汗腺を取り除く手術とは違い、注射なので傷跡が残るリスクはありません。施術後すぐに日常生活に戻れる事から、ダウンタイムも気にしなくて良いでしょう。

保険の適用は一部に限られる

ボトックス注射 効果 保険

通常、ボトックス注射は自由診療となり健康保険は適用できません。そのため実施個所によりますが、1回の治療に平均して約8万〜12万円程度の費用がかかります。

 

しかし、全てのケースが保険適用にならないという訳ではありません。2012年11月より重度の原発性腋窩多汗症(脇汗)であれば保険適用されることとなりました。(※保険医療機関のみ)

 

適用の条件としては『原因不明の過剰な脇汗が半年以上前から続いている』というのに加え、『脇の汗が多いため日常生活に支障が生じている』などの6項目のうち2項目に当てはまれば保険適用となるケースが高いようです。

 

施術の範囲によって違いがあるものの、保険が適用されると約2万〜3万円程度の費用で済みます。かなり治療費を抑えられるので、長く脇の汗に悩んでいる方はクリニックに相談してみましょう。

 

ボトックス注射の治療の流れ

ボトックス注射 多汗症

カウンセリング

 

汗に悩んでいる方は、医療機関でカウンセリングを受けてみましょう。重度の症状なら手術を推奨されることもありますが、それほどひどくない場合はボトックス注射や局所治療を行います。

麻酔・消毒

 

痛みに弱い人の場合は麻酔をしてから、注射をする個所を消毒します。(麻酔は任意で別料金となる場合があります)

ボトックス注射

 

細い針を使用してボトックス注入を行います。1回で全量注入ではなく、例えば脇の場合は片方につき20回ほど注射器で注入していきます。時間は5〜10分程で終了します。

術後について

 

入院は必要なく、当日からメイクや入浴ができる場合が多いです。ただし通常の注射と同じように、暑いお風呂やサウナに長時間入ると腫れが現れる場合があります。また激しい運動も避けるのが無難でしょう。

 

ボトックス注射の注意点は?

ボトックス注射 注意点

ボトックス注射の効果持続期間はおよそ3ヶ月〜半年ほどと言われています。急に効果が切れるのではなく、徐々に汗ばむのが増えていくようにして効果が薄れていきます。そのため、気温が上がる5〜10月を目安に打つと効果的でしょう。

 

痺れを一時的に発症することもありますが、重度な副作用につながることはないでしょう。安全性の高い治療法であり、メスを使用しないので精神的にも負担が少ないのがメリットです。注意すべき点として、

 

・注射なのである程度の痛みはある

 

・妊娠・授乳中は受けられない

 

 

という点があります。また手汗や顔汗には保険がきかないので高額になりますが、高い費用に見合うだけのパフォーマンスはあると言えるでしょう。年間を通してはデオドラントで対策をして、夏場など気になる時期だけボトックス治療を受けるという方もいます。

費用の面で折り合いがつかない時は

ボトックス 費用

ボトックス注射は非常に効果が高い方法ですが、一番のネックはその値段でしょう。手汗や顔汗にボトックス注射をしようとすれば10万円前後の費用が必要になります。

 

多汗症は年間を通して汗が噴き出すため、夏の間だけというわけにもいきません。そうすると年に3〜4回ほどボトックス注射を受けることになり、年間の費用は30万円ほどかかることになります。現実的に継続は難しいという人も多いでしょう。

 

そのような場合はデオドラントグッズとの併用も効果的です。特に手汗は内側からのケアに加えて外側からのケアも大切なため、クリームやパウダーで水分をコントロールすることで手汗対策が可能です。おすすめのデオドラントグッズをご紹介します。

 

写真のファリネは、手のひらにポンポンとたたく手汗専用のパウダーです。

多汗症 塗り薬 ファリネ

・ナノイオン微粒子で汗の出口を塞ぐ

 

・天然麻セルロースが手の水分量をコントロール

 

という特徴があり、手汗のベタつきを抑えサラサラが長続きします。コンパクトなサイズなので持ち運びもしやすく、値段もボトックスや手術に比べリーズナブルです。

 

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