多汗症の治療

多汗症 治療 看護師

多汗症には飲み薬や塗り薬もありますが、基本的には一時的に汗を止めるだけのもの。根本的に多汗症を改善するには体質改善を目指すか、病院での治療が必要になります。代表的なものには、

 

イオントフォレーシス

 

レーザー治療

 

ミラドライ

 

 

の3つが挙げられます。

 

多汗症治療の比較

 

局所多汗症

全身多汗症

飲み薬・プロバンサイン

塗り薬・塩化アルミニウム

×

イオントフォレーシス治療

×

レーザー治療

ミラドライ治療

◯(脇のみ)

×

ETS手術

×

ボトックス注射

×

精神・抗不安治療

×

 

 

イオントフォレーシスによる多汗症治療

多汗症 治療 イオントフォレーシス

出典:http://hyperhidrosisnetwork.com/guide-to-buying-iontophoresis-machine-for-hyperhidrosis/

 

多汗症は体温調節に必要な範囲を超えて汗が分泌されてしまう症状で、単なる汗っかきとは全く違った症状です。こうした多汗症は、近年ではイオントフォレーシスなど最新の方法によって高い精度で治療することができます。

 

イオントフォレーシスは皮膚科で受けることができる、電気を使った治療法です。水道水に患部を浸し、電流を流すことによって汗腺の細胞が汗を分泌できないようにするというもの。電気と聞くと怖く感じますが、安全性が高い治療法です。

 

イオントフォレーシスは多汗症の中でも、明らかな原因がないタイプの症状にのみ適しています。

手のひらや足など局所多汗症に効果的

多汗症 治療 イオントフォレーシス 手足

イオントフォレーシスは『明らかな原因が見受けられないタイプの症状』にのみ有効と先ほど書きました。そうしたタイプは、症状が現れる位置が基本的には局所的に決まっています。有効な部位は手足といったような直接水に触れることができる部位のみです。

 

それ以外の部位の治療となるとイオントフォレーシスだけでなく塗り薬やボツリヌス注射などといったような方法を利用します。効果は一定期間持続するものの、定期的なスパンで施術を受けなければなりません。

 

デメリットとしては、副作用でまれに握力が下がることがあることです。ただし基本的には安全性の高い治療法ですので、医師からこうした点について説明をきちんと受けて治療を行いましょう。

 

保険適用なので治療費は安価

イオントフォレーシスは一回の作業ではおよそ10分から20分程度の時間を必要とします。個人差があると思いますが1〜2週に1回程度の作業が必要です。時間としてはそれほど負担にはならないかと思います。

 

金銭的な面も心配はいりません。このイオントフォレーシスは保険適応の施術なので、1000円以下といったような非常に安価な値段で受けることができます。

 

ただし回数が重なってくると当然治療費も積み重なっていきます。長期的な治療を考えるなら、自分のお財布やかかりつけの医師とよく相談をしたうえで治療法を選びましょう。

 

多汗症のレーザー治療

多汗症 治療 レーザー

多汗症におけるレーザー治療では、汗の原因となる汗腺や毛穴を特殊なレーザーで焼いて消滅させることにより、改善を目指すことになります。皮膚科・美容皮膚科・美容外科などで行われる治療です。

 

レーザー光線を毛穴の毛根部に照射します。メスを使わないため

 

・傷跡が残らない

 

・治療後すぐ日常生活に戻れる

 

・入院の必要がない

 

 

という大きなメリットがあります。レーザー治療はアポクリン汗腺も燃焼するため、多汗症治療とともにワキガ治療にも良く用いられる方法です。

脇汗+ワキガには大きな効果

多汗症 治療 レーザー 脇

基本的には全身に対してレーザーが有効ですが、特に脇や背中などは効果的です。部位によっては神経や重要な臓器の健康を害する可能性があるという理由で、レーザーが受けられないこともあります。事前のカウンセリングにおいて、どこの部位を改善させたいかをしっかりと話しておくことが重要になります。

 

効果の持続については、どれくらい最新の技術、あるいは機器を用いているか、また多汗症の程度などにもよりますが、汗の元になる腺を消滅させるので、その効果は半永久的といえます。

 

メスを使わずに治療を行うので傷や痛みなどの副作用は最小限に抑えられることが多いです。希に神経痛などが発生する場合には、すぐに担当の医師へ相談することで解決するでしょう。

効果は高いが費用も高い

通院の頻度は汗の量が抑えられるまで続けられるのが一般的であり、普通は3回〜6回くらいが目安でしょう。追加で行える所もあるので、医師と相談しながら回数を調整することも効果的です。

 

費用に関しては安いところで5万円前後、効果を期待して高いところになると10万円を超えることがあります。費用と効果の関係は非常に大切なので、しっかりと考えてから通院するようにしましょう。

 

保険は適用されるところが多いですが、最新の機器を導入しているなど、最先端医療の場合には適用されないことがあるので注意しましょう。

 

多汗症のミラドライ治療

多汗症 治療 ミラドライ

多汗症を治すときに用いる方法の一つにミラドライがあります。レーザー治療の一種で、アポクリン汗腺にマイクロ電磁波を照射することにより、汗腺内の水分を高温にして破壊するという最先端の方法です。

 

この方法によって傷跡を作ることなく中度から重度の多汗症やわきがを無くして根治されることができるというメリットがあります。多汗症治療よりもワキガ治療で最近主流となりつつあります。

 

美容整形外科など美容整形を専門とするクリニックで受けることができます。手術と違って入院する必要はありません。

アポクリン汗腺が走る脇の下のみ有効

多汗症 治療 ミラドライ 脇

ミラドライがどの部位の多汗症に効果的なのかについては、わきがの原因にもなる脇の下の汗腺に効果的に作用します。それ以外の箇所については残念ながら別の方法で解消することになります。

 

効果の持続については、汗腺そのものをなくすという方法で治すため基本的に治療を受けたあとには半永久的に効果は持続します。

 

ミラドライは基本的には副作用の危険性については報告されていませんので安心といえます。まれにしびれが残りますが、ほとんどありません。また、そのしびれも少し経つと消えます。

保険適用外なので費用は高い

治療の頻度はどれくらいかについてですが、基本的に1回の施術で全体の7割ほどの汗腺を除去することができます。2回目の施術でほとんどの汗腺が消えます。2回目の施術までの間に3ヶ月ほど期間を空けます。

 

費用は1回で、多汗症やわきが対策にミラドライを用いる場合は両ワキで35万円程度が相場。残念ながら保険の適用外になっていますので全額患者側の負担となります。

 

少々料金はかかりますが、クレジットカード払いや分割払いができる場合もありますので医師ともよく相談してみると良いでしょう。

 

いろいろな多汗症の治療

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