多汗症の飲み薬・プロバンサイン

プロバンサイン

多汗症の症状は交感神経を遮断する手術で改善可能ですが、持病や妊娠している人は受けられないケースもあります。そういった際に心強いのがプロバンサインという薬です。

 

汗は本来、体温調節のためにかくのが基本です。そのため夏場の暑い日には、身体に熱を溜めないよう汗をかく事で体温を上手に調節します。しかし多汗症の場合、体温調節の役目以上に大量の汗をかいてしまいます。

 

多汗症の原因の一つに、発汗に関わる『アセチルコリン』という神経伝達物質が過剰に働いてしまうということがあります。すると特に暑さを感じておらず、体温調節を行う必要もないのに大量の汗をかいてしまうのです。

 

プロバンサインはアセチルコリンが受容体に結合するのを阻害し、脳から出される『汗をかく』という指令をストップ出来ます。即効性があり、手術ができない場合によく行われる治療の一つ。局所よりも全身の多汗症に効果的です。

 

多汗症治療の比較

 

局所多汗症

全身多汗症

飲み薬・プロバンサイン

塗り薬・塩化アルミニウム

×

イオントフォレーシス治療

×

レーザー治療

ミラドライ治療

◯(脇のみ)

×

ETS手術

×

ボトックス注射

×

精神・抗不安治療

×

 

 

プロバンサインは何科の病院で処方されるの?

プロバンサイン 病院 何科

プロバンサインを手に入れる方法ですが、病院に行き処方して貰うという方法で入手出来ます。その際、行くべき診療科ですが、

 

・内科

 

・皮膚科

 

・心療内科

 

 

であれば、処方してもらえます。
(※医院により取り扱いが異なりますので、受診前に問い合わせをしてください)

 

プロバンサインは保険が適用される薬であり、薬代は1ヶ月で1000円以下で入手可能です。保険適用のお陰でかなり割安で手に入るだけに、高額な多汗症手術に踏み切る前にまず試してみるべき薬と言えるでしょう。

 

プロバンサインは市販されてる?

 

プロバンサインは市販されていないため薬局では買えません。そのため病院で処方してもらうか、個人輸入で海外から取り寄せる必要があります。基本的には医師の診察を受け、処方してもらうのが安全です。

プロバンサインの効果持続時間

プロバンサイン 効果 時間

服用量

基本は1回1錠

服用回数

1日3〜4錠

効果開始時間

服用後1〜1時間半

効果持続時間

約4〜6時間

 

プロバンサインの効果の出方は個人差がありますが、持続時間としては大体、1回の服用で5時間前後は持続すると言われています。

 

服用後はおおよそ1時間程度で汗を抑制できるようになるので、逆算して服用するのが効果的です。そのため汗が気になる時間帯を狙って飲めば、安心して1日を過ごす事が出来ます。

 

ただし前述のとおり効果には個人差があり、1錠では効果が出ないケースもあります。その場合は服用するのを2錠にするなど医師と相談しながら調整していきます。

 

ただ、量が増えればそれだけ副作用により体調を崩す危険性が高まります。自己判断で勝手に量を増やすのは禁物です。

プロバンサインの副作用

プロバンサイン 副作用

プロバンサインは多汗症の薬で、アセチルコリンという物質の動きを抑制し、脳の発汗指令を抑制する、抗コリン作用があります。

 

そのため効果的に汗を抑えられますが、薬である以上副作用は存在します。特に神経への作用を通して汗を抑えるという性格上、以下のような副作用が報告されています。

 

目や口の渇き

 

汗だけでなく体液の分泌も抑えてしまうので、唾液の量が減り、口やのどが渇区場合があります。唾液が減ると口内炎ができやすくなったり、食べ物を飲みこみにくいと感じることもあります。また眼の渇き、頭痛、めまいなどを感じる場合があります。

 

さらに汗が出にくいので体温調整ができにくくなり、夏は熱中症にかかりやすくなります。このような場合は水分補給をしっかり行い、口内炎の薬や目薬、頭痛薬などを使って対処するようにします。あまりにも状態が悪くなる人の場合は、プロバンサインの使用を中止するようにしてください。

 

眠気

 

プロバンサインを服用すれば、大量の汗が出るのを防ぐことが出来ますが、服用後に眠気が起こる場合があるため、車の運転前や危険な作業を行う前に飲むときは注意しなければなりません。

 

事前にしっかり眠っておくようにするか、車の運転前や危険な作業を行う前には服用しない方が良いでしょう。もし服用後に急に眠くなってしまったら、車をどこかに停車させて休むようにし、危険な作業は事情を話して休ませてもらうようにしてください。

 

汗の対策は複合的に

プロバンサイン 副作用 注意

プロバンサインは比較的即効性が高い多汗症治療薬ですが、正しく服用しないと上記のような副作用が現れることがあります。また過剰摂取は薬への耐性を作り出し効かなくなるため、必ず用法・用量は守りましょう。

 

あくまで一時的に汗を止める薬のため、飲み続けて汗を解消させる効果はありません。しかし局所的にドッと噴き出す汗は非常に大きなストレスとなりますから、上手に使って汗の悩みの切札にしたいところです。

 

耐性が付かないよう普段は飲む量を少なめにして、外側からのケアで制汗剤を併用するのも効果的です。また汗体質を長期的に対策していくなら、

 

・漢方薬

 

・抗不安薬

 

・サプリメント

 

 

などを取り入れていくのも良いでしょう。サプリメントは副作用や依存性もなく、安全性が高いです。

 

いろいろな多汗症の治療

飲み薬・プロバンサイン

プロバンサイン

脳からの『汗をかく』指令を止める、即効性の高い多汗症治療薬・プロバンサイン。非常に効果的ですが、正しい飲み方を守らないと副作用を起こすこともあります。容量を守りましょう!

 

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